アフターピルとは
「避妊したけど失敗してしまった」「避妊をしなかった」などのトラブルが起きた場合、性行為が行われた3日以内(72時間以内)に、飲む必要があります。
服用が勧められている時間内に、できるだけ早く飲むことで妊娠を防ぐ効果が発揮されます。妊娠を止める確率は薬の種類によりますが、72時間以内に飲むと、約70%以上の確率で避妊に成功するとされています。
服用を推奨するケース
- 避妊をしない性交渉(膣外射精を含む)を行った時
- コンドームが外れた、破損した、漏れたなどのトラブルが起きた時
- 特にトラブルは起きていないが、きちんと避妊できているか不安な時
- 性暴力の被害など、深刻な状況に遭った時
アフターピルは、上記のような状況下で、かつ「妊娠を望んでいない時」に使用する緊急避妊法です。
当院で扱っているアフターピルの種類と費用
レボノルゲストレル錠 1.5㎎
服用の注意点
この薬をのんで2時間以内に吐いてしまった場合は、薬が効いていない可能性があります。
この薬を飲んだ後も妊娠する可能性がありますので、できれば妊娠したかどうか分かる3週間後までは、性交渉をしないのが確実です。
料金
レボノルゲストレル錠1.5㎎ | 8,800円(税込み 診察料込) |
---|
※当院でのアフターピル(緊急避妊薬)処方は予約不要です。受付時間内に直接クリニックへお越しください。薬は院内で服用していただいています。
副作用
確率は極めて低いのですが、下記のような副作用が現れることもあります。
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 倦怠感
- 下腹部痛
妊娠が回避できたかの判定方法
妊娠していても月経のような出血があわられることがあります。性交渉から3週間経った後に、妊娠しているか否かを確認することを推奨します。妊娠検査薬は、ドラッグストアで販売されているもので問題ありません。
避妊相談について
アフターピルはあくまで、「最悪の事態」に用いる薬剤です。
パートナーがいて、かつ現在妊娠を望んでいない方の場合は、低用量ピルの服用をおすすめします。
また、お産を経験されている方、長期間の避妊を検討している方には、ミレーナ(IUS)を推奨します。
低用量ピルを100人の女性が1年間飲み続けた場合、妊娠率は僅か0.3%、飲み忘れも含めた妊娠率は9%と報告されています。
妊娠してしまった原因の中で、一番多いのは「飲み忘れ」だとされています。
ミレーナは「飲み忘れる」ということがないため避妊効果は高いです。
現在妊娠を望んでいない方はぜひ、アフターピルよりも高い避妊効果が期待できる低用量ピルやミレーナをおすすめします。
アフターピルの費用
レボノルゲストレル錠1.5㎎ | 8,800円(診察料込) |
---|